関西電力系列のk-opticomが提供する格安SIM(MVNO)サービス。格安SIMでは珍しく、auのスマホ端末が利用できます(Aプラン)。またドコモ・SIMフリー端末に対応したプラン(Dプラン)もあり。
自由度が高く、通信速度も良好で自信を持っておすすめできる格安SIMです。
mineoを実際に使ってみた感想
通信速度は良好
私が契約したのはmineoの「Dプラン」です。DプランとはNTTドコモの回線網を使用してサービス展開されているプランです。
今回用意したのはSIMフリーのiPhone SEなので、プランDでも、au回線網を使用したプランAでも使えるのですが、プランDの方がテザリングを使用できるのでプランDを選択しました。
プランA(au回線)ではテザリング不可
上記の画像はmineoの動作確認済み端末からスクリーンショット。見方としてはSIMカードが「nano」と「au VoLTE」の種別のものが使えるということ。データ通信・音声通話・SMS(ショートメッセージサービス)が確認済。確認したOSはiOS11.2.5(15D60)。
テザリングは「nano」SIMでも「au VoLTE」SIMでもテザリングは非対応。iPhone SE以外の機種(iPhone X、iPhone8、iPhone7など)でも同様にプランAだとテザリングは不可になっています。
AndroidのSIMフリー端末の場合はほとんどの機種でテザリングはできるようになっています。
プランDならテザリングも可能
プランDならテザリングも可能に。他のiPhone・iPadでもテザリングが利用可能になっています。iPhoneでテザリングを使用したい場合はプランD一択です。
利用料金は2,000円以下
私が契約しているのはデュアルタイプ(データ通信+音声通話SIM)の3GB、プランDです。
以下は私の2017年12月の利用明細です。
基本料金は1,728円(1,600円+消費税)でこれに通話料金、ユニバーサルサービス料が加わります。通話料金は20円/30秒が基本ですが、mineoユーザーが無料で利用できる「mineoでんわ」アプリを使用して発信すると半額の10円/30秒になります。発信する時はこのアプリが必須です。
私が契約した時は基本料金972円(900円+消費税)割引が付いていたのでその分が割引されています。
昔はauやソフトバンクなどキャリアでスマホ契約をしていましたが、キャリアの時の毎月の料金は7,000円オーバーでした。mineoの利用料金が2,000円以下なので毎月5,000円以上の節約になっています。
年間で6万円以上浮くので貯金ははかどるし、おいしいものも食べにいけるので乗り換えて大満足です。一回乗り換えてしまうとずっと5,000円以上の割引なので、できるだけ早く乗り換えておくのが良いですね。
iPhoneの端末価格
通信料金がガッツリ安くなることは伝わったと思うのですが、スマホ端末の価格ってどうなのよ?と思ったと思います。
私が購入したのはSIMフリーのiPhone SE 128GB。端末価格は54,864円(税込み)でした。
キャリアだと24か月の割賦払いが主流なので端末価格を24分割してみましょう。
端末価格 | 24分割 | |
32GB | 42,984円 | 1791円 |
128GB | 54,864円 | 2,286円 |
128GBのiPhone SEを24分割すると2,286円です。先ほどのmineoの通信料金を足すと月4,000円前後の計算になります。
キャリアが端末とセットで契約でおおよそ7,000円/月なので、端末価格を考慮しても半分ほどになっています。
もしキャリアで使っていたiPhoneが手元にあって、それをそのままmineoで使うという場合であれば端末代はかからないので、基本料金+通話料のみで使用できます。
格安SIMなら2年間で端末を買い替える必要はない
先ほどはキャリアと比較する為に、端末価格を24分割しました。しかし格安SIMの場合は24か月(2年間)でスマホ端末を買い替える必要はないです。
キャリアの場合は2年間で端末の割賦払いが終わり、割引もなくなります。旧機種をそのまま使っていても新機種に機種変更しても毎月の料金はほとんど変わらないので新機種に買い替えましょう!とセールスが始まります。
格安SIMの場合は端末の割引がないので、無理に2年間で機種変更する必要はありません。なので3年間でも5年間でもなんなら10年間でも機種が故障しなければ使い続けることができます。
最近のスマホ端末は以前と比べて進歩が遅くなってきてるので、2年前の機種でも普通に使えます。
ただ使っているうちに写真や動画のデータとか音楽とかが増えてきたり、OSのアップデートで容量が増えてくるので容量大きめの端末を選んでおくと長く使うことができます。
私は最低5年間はiPhone SEを使ってやろうと思っているので128GBの大容量の機種を選びました。音楽を入れたりせずで、アプリもあまりダウンロードしないというのであれば32GBのものでも良いと思います。
mineoの詳細・申込みはコチラmineoの特徴・ポイント
- 最低利用期間(縛り)なしの格安SIM
- 家族割・複数回線割で50円/台の割引あり
- パケットシェアでデータ通信量を分け合える
- データ通信量を他人にプレゼントしたりもらったりすることが可能
- ドコモ・auの2つの回線・端末を選択可能
- 小容量(500MB)から大容量(10GB)まで選べる豊富なプラン

最低利用期間なしの格安SIM
mineoは他社の格安SIMと違って最低利用期間が設けられておりません。
格安SIMは通常6ヶ月~12ヶ月程度の最低利用期間(縛り)があり、期間内に解約した場合5,000円~10,000円程度の違約金が発生します。
しかしmineoの場合はすぐに解約しても違約金が発生しません。この特徴があるので、気軽に試すことが可能になっています。
初心者におすすめの格安SIM
私は格安SIMビギナーだった時、どういうサービスかというのでmineoはお試し契約しました。
なぜmineoを選んだかというと、前述の最低利用期間がなく、いらないと思ったらすぐ解約することができるからです。
mineoはサービス内容がかなり多く、全て使いこなすのはなかなか大変ですが、使いこなせるとmineoでないと満足できなくなるSIMです。知れば知るほど良さがあるスルメ的なSIMカードと言えるでしょう。
家族割・複数回線割で50円/台の割引あり
mineoは複数回線契約すると料金が安くなるサービスがあります。
最大で5回線まで適用できるので家族全員mineoにすると月々の通信費が節約できます。
パケットシェアでデータ通信量を分け合える
使いきれなかったパケットチャージ容量は最大5回線までシェアすることができます。このオプションサービスはもちろん無料で利用することができます。
事前にメンバー登録が必要なので、SIMカードが届いたら手続きをしておきましょう。
データ通信量を他人にプレゼントしたり、もらったりすることが可能(パケットギフト)
余っているデータ通信量(パケット)を誰とでも分け合うことができるサービスです。
友人・知人でパケットが足りなくて困っている場合に利用出来ます。
パケットギフト適用条件
・ギフトとして使用できるパケット(データ容量)は、10MB単位です。
・一度にギフトとして贈れるパケット(データ容量)は9,990MBまでです。
・ギフトとして贈られたパケット(データ容量)の有効期限は、
贈られた月の翌月末までです。
・パケットギフトのご利用には、マイページからのお申し込みが必要です。
・同一のeoIDでご契約いただいている回線間では、
パケットギフトをご利用いただけません。
・繰り越したパケット(データ容量)をパケットシェアすることもできます。
ドコモ・auの2つの回線・端末を選択可能
mineoではドコモ回線のDプランとau回線のAプランを選択することができます。
スマホ端末を新しく購入する場合はどちらでも良いですが、今持っているスマホ端末をそのまま流用しようという場合はドコモとauの回線を選択できるのは便利です。
今持っている端末がドコモ端末ならDプランを、au端末ならAプランを選択しましょう。
小容量(500MB)から大容量(10GB)まで選べる豊富なプラン
以下で紹介しますが、mineoは料金プランが豊富です。
主要他社では扱いのない500MBから大容量の10GBまで取り扱いがあります。
3GBがコストパフォーマンスが良いので、3GBでまずは契約して、後から調節するのがおすすめです。
データ通信専用プランの料金(Dプラン・Aプラン共通)
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
シングルタイプ500MB | 700円 |
シングルタイプ1GB | 800円 |
シングルタイプ3GB | 900円 |
シングルタイプ6GB | 1,580円 |
シングルタイプ10GB | 2,520円 |
シングルタイプ20GB | 3,980円 |
シングルタイプ30GB | 5,900円 |
音声通話プランの料金
Dプラン
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
デュアルタイプ500MB | 1,400円 |
デュアルタイプ1GB | 1,500円 |
デュアルタイプ3GB | 1,600円 |
デュアルタイプ6GB | 2,280円 |
デュアルタイプ10GB | 3,220円 |
デュアルタイプ20GB | 4,680円 |
デュアルタイプ30GB | 6,600円 |
Aプラン
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
デュアルタイプ500MB | 1,310円 |
デュアルタイプ1GB | 1,410円 |
デュアルタイプ3GB | 1,510円 |
デュアルタイプ6GB | 2,190円 |
デュアルタイプ10GB | 3,130円 |
デュアルタイプ20GB | 4,590円 |
デュアルタイプ30GB | 6,510円 |
※SIMカードは1枚のみ。SIMカードを追加したい場合は新規契約が必要です。2契約目以降は複数回線割引が適用され、各回線50円の割引が適用されます(5回線まで)。
基本仕様
項目 | 備考 |
---|---|
初期費用 | 3,000円 |
SIMサイズ | micro/nano |
SIMサイズ変更料金 | 3,000円 |
追加クーポン | 100MB/150円 |
規制時の速度 | 200kbps |
公衆無線LAN | なし |
SIM枚数 | 1枚 |
最低利用期間・ 違約金 |
なし※1 |
3日間の通信量上限 | なし |
SMS | あり※2 |
※1:MNPで他社に転出する時のみ最低利用期間12ヶ月間、違約金9,500円
※2:Aプランは標準装備。Dプランのシングルプランはオプション(120円/月)。
mineoの評判、口コミ
サービス開始時からmineoを使用していてもうすぐ1年になります。
普段使いには全く問題ありません。
ただしデータ通信はLTE限定で3G通信はできないので山間部では国道でも通信できない場所があります。
購入する前に行動範囲を4GLTEのエリアマップで確認してください。
mineoでは従来の3G通信ができません。古い端末でLTE未対応のものだとmineoは動かないので注意!なのですが、2018年現在だとほとんどの端末はLTE対応しています。注意するのは5年以上前などの端末だけです。
2台目のために購入しました。iPhone5c OS7.1で問題なく利用できています。
これも注意が必要です。iOS8以上にアップデートするとmineoの格安SIMで動かなくなります。iPhone、iPadでmineoを使いたい場合はアップデートしないように。
以前はiOSをアップデートすると対応外になっていましたが、2017年7月現在では最新OSに対応しています(2017年追記)。
Aプラン(au回線)の場合はテザリングが利用不可、Dプラン(ドコモ回線)の場合はテザリングも利用可能になっています。
